プールで泳いだ後になぜか頭痛が起こることがありますね。
健康のために水泳をしたいのに、毎回頭痛で悩むのは困りものです。
今回は、プールで起こる頭痛の原因と治し方についてご紹介したいと思います。
プールで起こる頭痛の原因は?
プールで起こる頭痛の原因はいくつか考えられます。
・キャップやゴーグルのしめつけ
特にシリコン製のキャップはきついことが多く、頭痛の原因となります。
・酸欠を起こしている
連続して泳ぐことで無酸素状態が続いたり、息継ぎがうまくできていないことがあります。
・塩素臭
塩素臭に反応しやすいタイプの人がいます。
塩素アレルギーの場合もあります。
・労作性頭痛
運動中や運動後に起こる頭痛です。
水泳やランニングで起こりやすいと言われています。
・熱中症
プールに入っていても熱中症にかかることがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
・脱水症状を起こしている
水中で汗をたくさんかいているため、水分補給をしないと脱水を起こしやすくなります。
・姿勢
泳いでいる時に頭が上がっていると首に負担がかかります。
プールで頭痛が起こる原因は、これらの要因が組み合わさっている場合もあります。
次にこれらの頭痛の治し方についてみていきましょう。
プールで起こる頭痛の治し方は?
プールで起こる頭痛の原因に対して、それぞれの対処法をご紹介します。
・キャップやゴーグルのしめつけ
シリコンキャップをゆるめのメッシュキャップに変える、ゴーグルは細いベルトのものを選ぶだけでも頭痛が解消されることが多いものです。
ゴーグルは泳いでいない時は首にかけたり、水着にはさんでおきましょう。
・酸欠を起こしている
息をとめて泳ぐ時間が長いと酸欠を起こしやすくなってしまいます。
こまめに休憩をとりながらリラックスして泳ぐようにしましょう。
また、息継ぎが浅いと十分な酸素がとりこめません。
吸う息よりも吐く息を意識すると、しっかり息を吸うことができます。
吐く息を大きくするようにしてみてくださいね。
・塩素臭
塩素に弱い体質の場合は、残念ですが無理して水泳をしないようにしましょう。
プールの塩素臭は塩素そのものの臭いではなく、塩素とアンモニアが反応してできる「クロラミン」という化合物の臭いです。
プールの中のアンモニアはみんなの汗や尿ですので、人が少ないプールや水質管理がしっかりしているプールであれば、塩素臭がそれほどきつくない可能性があります。
自分にあったプールを探してみるのも一つの方法ですね。
・労作性頭痛
激しい運動が引き金になって起こる労作性頭痛は、10分~1時間で自然に治ってしまうことも多い頭痛です。
とはいえ、ズキズキとした頭痛が24時間以上続くこともあり、鎮痛剤を飲んで対処することもあります。
プールの後に毎回同じ痛みがやってくるのがわかっていれば、事前に鎮痛剤を飲んでおくこともできます。
運動中は水分をこまめにとることも大切です。
・熱中症・脱水症状
プールでは暑さやのどの渇きを感じにくいものですが、発汗と高温多湿な環境で熱中症や脱水症状を起こすことがあります。
喉が渇いたと感じる前に水分を補給し、30分~1時間に1回は体を休めるようにしてください。
・姿勢
水中での姿勢が負担になっていることがあります。
水の抵抗を減らすため、正しい姿勢で泳ぐようにしましょう。
プールで泳いだ後に頭痛だけでなく吐き気や目のかすみ、手足の震えなど他の症状がある時には、重大な病気が頭痛の原因になっていることも考えられます。
心配な時にはすぐに病院で診察を受けるようにしてください。
プールで後頭部に頭痛が起こる場合
プールで起こる頭痛がいつも後頭部の場合は、労作性頭痛が原因となっている可能性が高いです。
労作性頭痛の原因ははっきりとは解明されていませんが、
・血管の拡張
・髄液圧の上昇
・暑さ
・頭蓋骨周辺の筋肉
などによって起こるのではないかと言われています。
頭全体が痛むこともありますが、後頭部がズキズキと痛むことも多いのが特徴です。
プールで後頭部の頭痛を繰り返す場合には、他の病気が隠れていないかという確認も含めて、一度病院で診察を受けることをおすすめします。
終わりに
プールで頭痛が起こる原因と治し方についてご紹介してきました。
簡単な対処で治すことができればいいのですが、頭痛は原因を特定できないことも多いのがやっかいなところですよね。
なるべく頭痛が起こらないように、無理をしないで水泳を続けていきたいものですね\(^▽^)/
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