風邪をひくと喉の痛みや発熱など、つらい症状が出て食欲がなくなることも多いもの。
けれども、風邪をひいても食欲があるし、むしろたくさん食べて太ってしまうタイプの人もいるのではないでしょうか。
今回は、風邪をひいても食欲が落ちない場合の原因や対処についてご紹介したいと思います。
風邪をひいても食欲が落ちないのはなぜ?
風邪をひいても食欲が落ちないのは、食事をたくさんとることで体のパワーをあげて風邪に対処するタイプの体質だからだと考えられます。
風邪をひくと食欲がなくなる、というのが一般的な症状だと思われがちですが、風邪をひいた時に食欲が落ちない人も案外たくさんいるものです。
風邪に対して、食欲をなくして抵抗力をあげるか、食欲を増やして抵抗力をあげるかは、人それぞれの体質や体力によって変わってきます。
風邪で体調が悪くても食欲が落ちないタイプには、もともと体力があったり、胃腸が丈夫な人が多いようです。
風邪を撃退するのに、食事量を増やすことでパワーをためて立ち向かうタイプだと言えますね。
大切なのは、体の声を聞いて要求に従うことです。
食べなきゃ治らない・・などと無理に食べる必要はありませんが、食欲があって食べたい気持ちがあるのなら、しっかり食べることが体のために必要なことなのです。
食べるものは消化のよい温かいものがおすすめですが、風邪の時でもおかゆやうどんではなく、普通の食事をとったほうが元気が出る、という人もいます。
基本的には食べたいものを食べればOKですが、水分はしっかり補給するようにしてくださいね。
風邪の時の食事で太ることってある?
風邪で寝こむと太ってしまうタイプの人も少なからずいます。
風邪をひくと食欲が増してしまう人に多く、異常におなかが空いて過食すると必ず風邪をひく、というケースもあるようです。
風邪をひいて太るのは、食欲が増してたくさん食べてるわりに寝ているだけだから、というのが主な原因だと考えられます。
2~3日で脂肪が増えてしまうことはありませんので、風邪が治っていつもどおり動いたり、食事の量を減らすことですぐに体重も戻っていくことがほとんどです。
また、風邪の時にはおかゆやうどんなどの炭水化物が多い食事になりがちです。
スポーツドリンクやアイスクリーム、ゼリーなど糖分の多いものをたくさんとってしまうことも多いですよね。
炭水化物は体内に水分を溜めこみやすい性質がありますので、風邪で太る原因は体内に水分がたまった状態である可能性もあります。
まれにですが、風邪の時に服用する薬の副作用で太りやすくなってしまう人もいます。
気になることがあれば、医師や薬剤師に相談してみるといいでしょう。
1~2キロの体重の増減はいつでも誰にでもあるものです。
風邪で体が重く感じる上に、実際に体重が増えていたらショックではありますが、あまり気にしすぎずに、まずは風邪をしっかり治すようにしてくださいね。
風邪の時は食事をとらないほうがいいの?
風邪の時に食事をとらない方がいいのか、たくさん食べた方がいいのかは、体質によって変わってきます。
確かに、風邪をひいたら食事をとらない方が早く治る、という説はあります。
食べ物を消化する力が必要になると、風邪を治す力が足りなくなるというのがその理由です。
風邪をひいて食欲がなくなる人は、体力があまりなく、胃腸が弱い人に多いようです。
このタイプは、体力を消耗しないよう消化の力を使わないモードに入るために食欲がなくなるのだと考えられます。
食欲がない時には無理に食事をとる必要はありません。
食べない方がすっきりして、風邪も早く治ると感じている人が多いのも事実です。
風邪の時に食事をとるかとらないかは、自分の食欲に従うことが大切だと言えるでしょう。
終わりに
風邪の時の食欲の有無は、風邪に対して攻撃でいくか守備でいくか、という違いなのかもしれませんね。
風邪をひいても食欲が落ちない場合には、食事をぬかずにしっかり食べたほうがいい。
風邪で食欲がなければ、食事をあまりとらない方がいい。
どちらにしても、体が自然に風邪を治そうとしている反応ですから、無理をせずに体の声をよく聞くようにしましょう。
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