楽しいはずの海外旅行中に熱が出てしまったらどうしますか。
子供でも大人でも、慣れない旅行先での病気は不安でつらいものです。
今回は、台湾への子連れ海外旅行で、夫と末っ子が発熱した時の体験談をご紹介したいと思います。
海外旅行中に発熱!親子でダウンした我が家の体験談
2017年の夏休み、夫婦と子供3人の家族5人で、高雄&台北10日間の旅へ行ってきました。
台湾は2度目になりますが、高雄は初めての訪問、国内移動する旅も初めてということで、親子で盛り上がって楽しんでいました。
子連れ海外旅行は今回で10回目となり、記念すべき旅行でもありました。
ところが・・・
高雄滞在4日目、ホテルを出て地下鉄で観光に出かけたのですが、末の娘が「お腹が痛い・・・」と駅のトイレにこもってしまいました。
旅行中で便秘気味のようで、お腹がなかなかすっきりしないようです。
トイレから出たものの、何だか調子がよくさなそうで、ここは無理をせず一旦ホテルに引きかえすことにしました。
ホテルに戻ってベッドに横になると、体が熱い!
急に高熱が出てきてしまったようです。
同時に、夫も「疲れた」と横になってしまいました。
そういえば、夫は高雄について、わりとすぐから下痢気味だったようです。
冷たいものを飲んだり、油っぽい食べ物も食べたし、下痢についてはそんなに気にしていないようでしたが・・・
しかしこの時点では、夫は少し休むとすっきりしたようで、念のため子供を連れて行けそうな病院をスマホで探し始めました。
気をつけてはいたものの、観光に夜市にと暑い中歩き回った疲れから、熱中症になりかけているのでは・・・と心配だったので、近くの病院を探して娘を連れて行きたかったのです。
台湾の病院は午後は閉まっており、夕方から夜遅くにかけて診療を受け付けているところが多いようです。
日本語OKの病院が近くにあることがわかり、夫と息子が下見に行ったのですが、残念ながらすでに閉院してなくなっていました。
とりあえず、その日は娘に持参していた解熱剤を飲ませて、様子をみることにしました。
翌日は、高雄から新幹線で台北へ移動する日でした。
体調が悪い中、移動させるのは本当にかわいそうでしたが、何とか台北のホテルへ。
チェックイン後、娘を寝かせて私がコインランドリーで洗濯をしている間に、夫が猛烈な悪寒に襲われ発熱!
二人揃って、台北の病院で診てもらうことにしました。
日本語OKの個人医院を調べて、タクシーで向かいます。
診断の結果は、ウィルス性の胃腸炎でしょうとのこと。
女医さんでしたが、ペラペラな日本語でものすごく的確に診断していただき、非常に安心感がありました。
薬を出してもらってホテルの部屋でひたすら休むこと3日、ようやく二人とも熱が下がり、何とか回復することができました。
今回の発熱の原因はウィルス性胃腸炎でしたが、高熱と腹痛(むしろ便秘)の症状が中心で、日本で流行るノロやロタのような激しい胃腸症状はみられませんでした。
夫と娘は、台湾特有のウィルスにやられてしまったのかもしれませんね。
海外旅行の体調不良にはどう対処する?
海外旅行中に体調不良を感じた場合、大人でも子供でも、できるだけ早めに病院で診察してもらうことをおすすめします。
以前にもクアラルンプールで子供が発熱し、病院にかかったことがあったのですが、現地の病気には現地の薬が一番効くというのが私の実感です。
海外のホテルで体調が悪く寝込んでいるのは、予想以上に不安でつらいものです。
医師に診てもらうだけでも安心感が違いますので、ツアーなら係員やトラベルデスクへ問合せを、個人旅行ならホテルのフロントに相談したり、ネットで病院を調べてみてください。
旅行中に少しでも体調がおかしいと思ったら、すぐに休んで様子をみることも大事です。
常備薬を早めに飲んでゆっくり休むことで、症状の悪化を防ぐことができる可能性もあるでしょう。
海外旅行中は、環境の変化もあり、自分が思っている以上に疲労がたまっていることも多いものです。
海外旅行で体調を崩した時の対策は、水分補給をしっかりしながら、現地の薬を飲んで体力を回復させつつ、症状が治まるのを待つしかないというのが悲しい現実だと言えるでしょう。
海外旅行の持ち物で役立つもの~体調不良に備えて~
体調不良になった時のために、海外旅行に持っていくと役立つものをご紹介します。
・常備薬
解熱剤、胃腸薬、風邪薬など。
吐き気止めや下痢止めは医師の指示のもとに使用すべきですが、移動しなければならない時の最終手段として役に立つことがあるかもしれません。
今回は使わずに済みましたが、台北の病院でも処方されました。
・体温計
特に子供は、体調の異変に早めに気づくことがとても大事です。
・冷えピタ
台北ではドラッグストア「日薬本舗」で購入できました。
日本から持っていくと安心ですね。
・スポーツドリンクの粉末
水分補給に。
ペットボトルの水があればスポーツドリンクを作ることができます。
病院では経口補水液を処方されましたが、コンビニでポカリを買ってたくさん飲んでいました。
・マスク
使い捨てのマスクを多めに持っていきましょう。
機内での乾燥対策や、風邪を引きそうな時、空気のあまりよくない地域にもおすすめです。
・エチケット袋
機内のエチケット袋をもらっておくと重宝します。
・長袖長ズボン
暑い国でも冷房対策で上着が必要ですが、長ズボンがあると熱を出して寒気がする時にも便利です。
ねまきや部屋着は、夏でも薄手の長袖長ズボンを一着持って行くと安心ですね。
・紙コップ
薬を飲む時や、他のメンバーへの感染防止のためにあると便利です。
・海外旅行保険
出発前に必ず入っておくようにしてください。
国によっては、診察を受けるだけで数万円以上かかることもあります。
保険に入っていないために病院へ行くのを我慢する、ということは避けるようにしたいものです。
終わりに
海外旅行で発熱した時の我が家の体験談を中心にご紹介してきました。
旅行の最後には家族で楽しむことができ、元気に帰国できたのはよかったのですが、やはり旅行先での発熱は心配になるものです。
今後は、海外旅行では全員が元気で過ごせるように願うばかりです。
せっかくの海外旅行ですから、万全の体調で楽しみたいものですね。
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