新年には家族や友人と一緒に初詣に行く人も多いですよね。
でも、あちこちの神社にお参りに行くと神様同士がケンカするからやめたほうがいい、なんて聞いたことがありませんか。
今回は、初詣で複数の神社にお参りすることについてご紹介したいと思います。
初詣に複数の神社へ行っても大丈夫!
初詣のために複数の神社に行くことは全く問題ありません。
神様同士がケンカするとか縁起が悪いというのは、一種の都市伝説です。
日本の神様はそんなことでは怒ったりしませんので、安心して複数の神社で新年のお詣りをしてください。
日本では古来より万物に神が宿るという考えられています。
「八百万(やおよろず)の神」と呼ばれるように、日本にはたくさんの神様がいるのです。
唯一神を信仰する宗教とは違い、他の神様を受け入れてはいけないという思想は神社にはありません。
お祀りされている神様も神社によって違いますし、一つの神社の中に複数の神様が祀られていることもあるくらいです。
そのため、神社によって神様が違えばご利益も違ってくるため、複数の神社に初詣に行くことで、むしろいろいろなご利益を得られるとも言われています。
このような考え方は、初詣で三つの神社に詣でる「三社詣り」や、「七福神めぐり」などの風習がある通り、昔から広く信じられている思想です。
いくつもの神社で参拝することは、縁起のよいことなのです。
参拝に行く機会があるのなら、ぜひあちこちの神社で手を合わせるようにしてください。
ただし、初詣というのは本来、氏神様やその年の恵方にある神社に、昨年1年の加護に対する感謝と今年の抱負を伝えつつ、1年また無事過ごせるように祈願するものです。
複数の神社で一方的に自分の願い事をするだけでは、神様に失礼に当たります。
神社で参拝する時には、どこの神社であっても日頃の感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な態度でお詣りしたいものですね。
初詣でおみくじを複数ひくのは?
初詣でおみくじを複数ひくことも、特に問題ありません。
おみくじは、占いではなく「御神託」と呼ばれる神様からのアドバイスです。
吉凶が重要なのではなく、おみくじに書かれている言葉が重要なのです。
参拝の都度、その神社の神様からの御神託を受けたいと考えるなら、複数の神社でおみくじを引くことには意味があると言えるでしょう。
ただし、大吉、大凶に一喜一憂して何度もおみくじを引くことや、1日のうちに何度もおみくじを引くことはおすすめできません。
おみくじの内容は、次に参拝する時までの神様からの言葉と考えられています。
有効期限は一般的に次回の参拝時までですから、1日もたたずにおみくじを複数回ひくことには意味がありません。
日付を変えておみくじを複数回ひくことは問題ありませんが、大吉目当てにくじ引き感覚で何度もおみくじを引くことはやめておきましょう。
初詣でお守りを複数もらうのは?
初詣でいくつもの神社に行って、お守りを複数もらうことも問題ありません。
お守りをたくさん持つと神様がケンカする、と言われることもありますが、日本の神様はそのような器の小さい神様ではありませんよね。
複数のお守りを持つことで縁起が悪くなる、ということはありませんので、手に入れたお守りは全て大切に扱うようにしましょう。
お守りをいくつも持っても大丈夫なのですが、自分でもわからなくなる程たくさんのお守りを持つことはあまりおすすめできません。
お守りとは、常に大事にしてこそ自分を守ってくれ、ご利益が得られるものです。
買ったはいいけどどこかにしまいっぱなし・・・ではお守りの意味がありません。
いくつお守りを持っていても、それぞれいつも心にかけられるよう、きちんと管理して大切にするようにしてください。
また、お守りは1年たったら返納することが基本です。
どこでいつもらったお守りなのかをしっかり覚えておいて、感謝の気持ちと共に返納することを忘れないようにしましょう。
終わりに
初詣で複数の神社に行ったり、おみくじやお守りをいくつももらうことについてご紹介してきました。
新年には、観光や旅行がてらいろいろな神社に行って、おみくじやお守りをもらうのが楽しみ・・・という人も多いのではないでしょうか。
あちこちの神社でそれぞれのご利益をいただいて、幸多き1年になるといいですね。
今年もよい1年になりますように・・・( ´艸`)
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