新年には初詣に行って神様からご利益をいただきたいもの。
でも、カレンダーを見たら初詣に行ける日が仏滅だったため縁起が気になることはありませんか。
今回は、初詣と六曜の関係についてご紹介したいと思います。
初詣は六曜を気にした方がいいの?
初詣と六曜は関係がありませんので、参拝の日柄を気にする必要はありません。
六曜とは、古代中国発祥で、主に時刻による吉凶を表す「運勢カレンダー」のようなものです。
毎朝テレビでやっている「今日の運勢占い」と同じようなものであり、単なる迷信です。
仏滅や友引などの名前から仏事との関連をイメージしがちなのですが、実際には六曜と仏教は全く別のものです。
「仏滅」は元は「物滅」だったところ、近年になって「仏」の字があてられたという説もあります。
当然、日本の神道とも関係がありませんので、初詣に行く日を選ぶ時に六曜の影響は考えなくてOKです。
日本の年中行事に六曜を気にする必要はないと覚えておきましょう。
初詣は大安か仏滅か?
六曜は民間の俗説から生まれた吉凶占いだと言われています。
それでも、現代の日本において、結婚式の日取りを決める際などに六曜を気にすることは多いものです。
初詣に関しても、大安に行ければそれがベストだし、仏滅では縁起が悪いと感じることもあるでしょう。
「縁起」に関することに六曜が大きな影響を持っているのは、六曜が主に勝負事に関する時刻の吉凶を表しているからです。
「六曜=縁起物」という認識が一般的なため、何かする時に大安や仏滅などの日柄が気になってしまうのでしょう。
しかし、六曜の解釈にもいろいろあり、一概に大安が最高で仏滅が最低だとは言えません。
解釈によっては、大安は何もしない方がいい日であり、仏滅は新しいことを始めるのにぴったりの日という考え方もあります。
六曜による吉凶は、自分の気の持ちよう・・ということですね。
初詣は大安でも仏滅でも問題ありません。
けれども、自分が縁起を担いて気持ちよくお詣りできるのであれば、六曜を基に日を選んで初詣に出かけることにも意味があると言えるのではないでしょうか。
初詣にダメな日はあるの?
初詣にダメな日というのはありません。
初詣の日を選ぶのに六曜は関係ない、ということについてはご紹介した通りです。
一方、大安や仏滅以外にも、4のつく日や9のつく日は死や苦を連想されるため、初詣には縁起が悪いと言う説もあります。
この説についても根拠はなく、単なる迷信です。
縁起を気にして初詣に行きそびれるよりは、あまり考え過ぎずに早めにお詣りに行くことをおすすめします。
終わりに
初詣は六曜と関係があるのかということについてご紹介してきました。
関係がないから気にするなと言われても、実際にはどうしても縁起が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
初詣に行かない方がいい日というのはありませんが、自分の気分がのらない時に参拝に行くことは避けた方がいいですね。
心身ともにすっきりとした気分で、ゆっくりお詣りできる日を選んで初詣に出かけるようにしましょう。
ヽ(*´∇`)ノ
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