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インフルエンザ免疫はいつまでもつ?B型は?予防接種は毎年必要?

インフルエンザ

去年はインフルエンザにかかって大変だった、なんて人も多いはず。

一度罹ったらしばらくは免疫がついて、今年はインフルエンザの心配はいらないのでは?とちょっと期待してしまいませんか。

今回は、インフルエンザの免疫はいつまでもつのか、ということについてご紹介したいと思います。

インフルエンザの免疫はいつまでもつの?

インフルエンザの免疫は、ワクチンなら5カ月~半年ほど、自然感染なら数年~数十年の持続期間があると言われています。

ただし、これは同じ型、種類のインフルエンザウイルスのみに対する免疫期間です。

 

インフルエンザには、A型B型の違いだけでなく遺伝子の異なる種類がとてもたくさんあります。

さらに、インフルエンザウイルスは変異し続けており、流行シーズンの初めと終わりでは別の種類になっているほど変異のスピードが速いのも特徴です。

 

そのため実際には、インフルエンザに感染してできた免疫が有効なのは同じ種類のウイルスに対してのみ、そのウイルスの変異が起こるまでの短い期間ということになります。

 

毎年のようにインフルエンザにかかったり、シーズン中に2回以上感染してしまうことがあるのは、免疫がインフルエンザウイルスの種類と変化に対応しきれなためなのですね。

 

 

けれども、人間の体はうまくできているもので、インフルエンザに感染しても免疫が全て無駄になってしまうわけではありません。

 

感染したことのあるウイルスには「基礎免疫」がつくと言われています。

これは、感染したウイルスと似ているウイルスにも体が対抗することができるようになることで、感染しにくくなったり軽症で済んだりすることができる、防御システムです。

 

インフルエンザウイルスの変異が起こっても、突然全く別のウイルスに変わるわけではないので、多少の変異なら免疫が期待できるというわけです。

 

例えるなら、一度捕まったことのある犯人は、整形や変装をしていても正体を見破って逮捕できる可能性がある、といったところですね。(*´艸`*)

 

一方、抗インフルエンザ薬を服用した場合、早期にウイルスの増殖を抑えることで、体内に十分な免疫(抗体)ができないまま症状が治まってしまう場合もあります。

1~2日早く解熱したとしても、免疫がつかないままで再感染してしまう可能性も・・・。

 

インフルエンザにかかってしまったら、しっかりと「感染」して強い免疫を作ることも今後の予防につながるかもしれませんね。

インフルエンザB型の免疫期間は長い?

インフルエンザB型の免疫期間も一生モノではありません。

 

B型はA型と比べて、一度かかれば再感染しにくいと言われています。

これは、B型の変異のスピードが遅く、A型に比べて遺伝子の種類が少ないためです。

 

しかし、種類が変われば何度でもかかる可能性があるのは、A型もB型も同じです。

 

 

私のうちのケースですが、子供二人が2カ月のうちにインフルエンザB型に再感染したことがあります。

一度目に抗インフルエンザ薬を服用していたため十分な抗体ができていなかったのか、異なる種類のB型に感染したのかはわかりませんが、二度目も症状は全く同じで、軽くすんだという実感もありませんでした。

 

A型よりもB型に再感染することはまれのようですが、インフルエンザは一度かかっても油断できないこと、抗インフルエンザ薬を服用しない選択肢もあるということを考えさせられるきっかけとなりました。

 

この2連続の感染から3年以上たちますが、その後は子供たち二人ともB型インフルエンザには感染していません。

 

免疫がついているのかは確認できないものの、続けて2回も感染したのですから、B型系統のインフルエンザ対する抵抗力はある程度ついているのではないかと期待しています。

インフルエンザの予防接種は毎年必要?

インフルエンザの予防接種を希望するなら、毎年接種する必要があります。

ウイルスの型や種類が多様であるため、去年インフルエンザにかかったばかりでも違う型・種類のウイルスに感染する可能性があるからです。

 

予防接種に使われるワクチンは、インフルエンザの多くの型と種類からその年に流行しそうなウイルスを予測して作られています。

予測の精度は高くなってきており、型と種類が合えば、予防接種はインフルエンザの有効な予防策の一つとなりえます。

 

しかし、インフルエンザウイルスが変異を繰り返していること、種類が多く完全な予測はむずかしいことから、予防接種を受ければ絶対にインフルエンザに感染しないとは言えません。

予防接種で基礎免疫がついて、たとえ感染しても重症化が予防できるという理論にも一理ありますが、ワクチンで得られる免疫期間は半年足らずです。

 

幼児や高齢者、持病のある人など予防接種が推奨されるケースは別として、リスクのない健康な人であれば、子供の頃から自然感染を繰り返すことで、だんだん強い免疫をつけることができる可能性もあるわけです。

 

予防接種を毎年受け続けるかどうかは、自分の健康状態や生活状況からよく考えて、医師に相談した上で判断することをおすすめします。
 

終わりに

インフルエンザの免疫はいつまでもつのか、ということについてご紹介してきました。

毎年かかる人もいれば、子供の頃からかかった記憶がないという人もいるくらい、インフルエンザの感染のしやすさにも個人差はあります。

感染しないに越したことはありませんので、加湿や手洗いをしっかりして、元気に流行シーズンを過ごしていきましょう。ヾ(⌒▽⌒)ゞ

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