どんなに気をつけていても、かかってしまうことがあるのがインフルエンザです。
インフルエンザで数日会社を休む場合、連絡は毎日入れるべきでしょうか。
今回は、インフルエンザで欠勤が続く場合の会社への連絡のマナーについてご紹介したいと思います。
インフルエンザで欠勤の時、会社に連絡は毎日する?
インフルエンザで数日間会社を休む場合、基本的には毎日電話連絡をする必要はありません。
最初に連絡を入れた時に、具体的に何日まで休むのかを明確に伝えておくようにしましょう。
「治るまでしばらく休みます」のような言い方では、いつまで休むのか、今日は出勤するのかなどがわからず、無断欠勤になってしまう可能性もあります。
予定がわからない欠勤は周囲に大きな迷惑になってしまうこともありますので、欠勤日数を一応伝えておいて、もし治らなけばまた連絡をする、という形にしてもOKです。
インフルエンザは出勤停止の期間が法律で決められてはいません。
しかし感染力が非常に強いため、規定として出勤停止期間を5日~1週間ほど定めている会社が多くなっています。
子供や学生の場合は「学校保健安全法」で、インフルエンザ発症から5日間かつ解熱後2日(幼児は3日)までは出席停止です。
この基準を基に、医師からも、この期間は会社を休むようにと言われることが一般的です。
インフルエンザと診断された場合は、医師の指示や上記の期間を考慮し、完全に治るまでの日数を会社にしっかり伝えてゆっくり休むようにしましょう。
いつまで会社を休むのかを明確に伝えておけば、わかりきった欠勤連絡の電話を毎日入れる必要はありません。
最初に欠勤の連絡を入れた時に、引継ぎや事務連絡を全て伝えておくことも大切です。
その上で、もし何かあれば連絡をもらえるように、念のため休んでいても連絡のとれる携帯番号やメールなども伝えておきましょう。
社長や管理職でなければ、数日休んでいる社員にどうしても確認しなければならないことなど、それほど多くないものです。
会社が忙しい時間にわざわざ連絡を入れるよりは、一刻も早くインフルエンザを治すことが社会人としてのマナーです。
会社を休むのは心苦しく感じるかもしれませんが、周囲への感染を考えれば”出社しないこと”も仕事の一つと言えます。
インフルエンザになってしまった以上、完治するまでの数日間は体を治すことに専念してくださいね。
ただし、会社の規定や慣習によっては、たとえ事前に休むことがわかっていても毎日連絡を入れなければならない場合もあります。
病気で休む時の連絡や対応については、会社のルールを優先させて判断することも大切です。
インフルエンザで会社に連絡するのはメールでもOK?
インフルエンザで欠勤する場合、メールだけで連絡をするのはNGです。
メールは便利な連絡手段ですが、上司や会社の人たちが確認しなければ、連絡を入れていないのと同じことです。
「休暇」は労働者の権利とはいえ、欠勤することを一方的にメールで伝えることはマナー違反であり、失礼にあたると考えるのが一般的です。
インフルエンザでつらかったとしても、電話をかけて直接上司や担当者に話をするようにしましょう。
一方、電話をする前に”前フリ”のメールとして欠勤の一報を入れておくことは、かえって都合のいい場合もあります。
インフルエンザの兆候がある場合、早い時間に欠勤が確定した時などは、メールでその旨を伝え、始業時間前~開始後ごろに電話をいれます、と伝えておけばいいのです。
正式な連絡は電話、メールは時間外の補助ツールとして使い分けることがポイントです。
会社によっては、欠勤や遅刻などの連絡手段として、メールやLINE、スカイプなどが認められていることもあるでしょう。
その場合は、もちろん会社のやり方に従って適切な方法で連絡を入れればOKです。
インフルエンザだったら病院から会社へ連絡がいく?
インフルエンザと診断された場合、病院から会社へ自動的に連絡がいくということはありません。
インフルエンザは感染症ですが、本人の同意なしに会社へ個人情報が伝えられることは認められていないからです。
必要に応じて、医師に診断書を書いてもらって自分で会社へ提出するという流れが原則となっています。
会社に診断書の提出が必要かどうかは、就業規則を確認してみましょう。
会社で診断書のフォーマットがある場合は、それを病院へ持って行って記入してもらこともできます。
診断書の発行には数千円の料金がかかり、病院によっては即日発行されない場合もあります。
時間と診察代には余裕を持って病院へ行くことをおすすめします。
終わりに
インフルエンザになってしまった場合の会社への連絡についてご紹介してきました。
欠勤するのは気が引けるものですが、必要事項をきちんと伝えれば毎日連絡をいれなくても大丈夫なことがほとんどです。
ゆっくり休んで、早く元気に出社できるといいですね。
お大事になさってください・・・(*^-^)
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