ふるふるで冷たいゼリーは、手作りすると夏のおやつにぴったりですよね。
ただ型に入れて作るのもいいけれど、いろいろなアレンジができるのも手作りゼリーならではの楽しみです。
七夕ゼリーの星型にしたり、かわいく型抜きしたゼリーを透明なゼリーに入れてみたり・・・
でも、ゼリーの型抜きってうまくやるのは意外にむずかしいもの。
せっかく作ったのに型からうまく取り出せなくて、ぐちゃぐちゃになってそのまま食べちゃった・・なんてことはありませんか。
今回は、ゼリーの型抜きのコツをくわしくご紹介したいと思います。
ゼリーの型抜きのコツは?
ゼリーをゼラチンで作った場合に、ゼリー型やタッパーから取り出す時のやり方です。
型抜きのコツは、さっとあたためてひっくり返してそっとゆらすことです。
温める時は40℃くらいのお湯で3秒くらいあたためてみましょう。
濡らしたお皿にひっくり返して、そっとゆらすように動かして型から外します。
まだ型から抜けづらい場合は、さらに3秒くらいお湯につけて取り出せるかどうか確認しながら繰り返してみます。
型の素材や大きさ、ゼラチンの量などで型から取り出せるようになる条件は変わってくるので、様子をみながら試してみてくださいね。
一度固めたゼラチンが溶け出す温度は25度以上です。
まわりを温めることでゼリーを溶かして、型からはずしやすくするという仕組みです。
夏場に室温にゼリーを置いておくと汁が出てくるのも、このゼラチンが溶けだす温度が原因なんですね。
ただし温める時に熱湯を使ってしまうと、まわりだけでなくゼリーの中まで溶け出してしまい型抜きがうまくいかなくなってしまうこともあります。
熱過ぎずぬる過ぎず、ゼラチンがちょうど型抜きできるくらいに溶け出すのは、お風呂の温度くらい(40度)のお湯を使うのがポイントです。
大きな型で湯せんがむずかしい場合は、蒸しタオルで温めてもOKですよ。
ゼリーを作る段階から、型抜きをしやすくするコツもいくつかあります。
まずは、ゼラチンの量を多めにすることです。
やわらかいと型抜きしにくので、ゼラチンの割合を2.5~3%くらいになるようにしてみましょう。
また、冷やす固める時間を長くすることで、ゼリーをある程度固くすることができます。
できれば4~6時間じっくりと冷蔵庫で冷やすようにしてみてください。
型抜きしやすい固めのゼリーを作ることがポイントですね。
型抜きクッキーのような型抜きゼリーを作る時にも、固いゼリーの方が抜きやすいです。
タッパーなどで作ったゼリーをお好みの型で抜いて、かわいいゼリーを作ってみてはいかがでしょうか。
かき氷シロップのブルーハワイで作った青いゼリーを星形で型抜きすれば、七夕にぴったりのゼリーになりますよ。
ゼリーの型抜き シリコンの型の場合は?
最近は100均や雑貨屋さんなどでかわいいシリコン型がたくさん売られています。
シリコン型を使ってゼリーを作った時の型抜きのコツは、お湯で温める時間を少しだけ長くすることです。
シリコンはプラスチックや金属よりも熱が伝わりにくいためです。
また、ゼリーを作るときにシリコン型を水で濡らしてから使うと型抜きしやすくなります。
ゼリー液を氷水で冷やしてトロトロの状態にしてから、水で濡らしたシリコン型に流し入れましょう。
水で膜ができるので、型ににおいがつくのを防いだり、洗いやすくなったりといったメリットもあります。
シリコン型で作ってきれいに型抜きができると、いろいろなかわいいゼリーを楽しむことができますね。
寒天ゼリーの型抜きのコツは?
ゼラチンではなく寒天でゼリーを作った場合の型抜きのコツは、温めるお湯の温度を熱くすることです。
ゼラチンが25℃以上で溶け出すのに比べて、寒天は70℃以上にならないと溶けない性質があるからです。
寒天ゼリーを型から抜く時は、熱湯に近い温度のお湯で5秒ほど温めるようにしましょう。
ナイフなどを入れてみて、濡らしたお皿に取り出します。
一回で取り出せなければ、何度か様子を見ながら繰り返してください。
また、シリコン型と同様あらかじめ型を水で濡らしておくことも、寒天ゼリーを上手に型抜きするコツです。
寒天ゼリーはゼラチンのゼリーよりも固い仕上がりになるので、型抜クッキーのように後から型で抜きたい場合にもおすすめです。
七夕ゼリーで星型に抜く時など、寒天だったら簡単に作ることができますので、小さいお子さんと親子でチャレンジしてみても楽しいのではないでしょうか。
終わりに
ゼリーの型抜きのコツをご紹介してきました。
つるんときれいに取り出せると思わず「おぉーっやった~」と歓声をあげてしまうかも・・・
∩(´∀`)∩ワァイ♪
お湯を使う時にはやけどに気をつけて、美味しいゼリーを楽しんでくださいね。
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