風邪をひいているわけでもないのに、エアコンをつけると鼻水が止まらないってことありませんか。
エアコンを止めると鼻水も止まるけど何が原因?
掃除もしてるしエアコンも新品なのに鼻水が出るんだけど?
今回はエアコンをつけると鼻水が止まらない時の原因や対処についてご紹介したいと思います。
エアコンをつけると鼻水が止まらない原因は?
エアコンをつけると鼻水が止まらなくなる原因は、主に三つ考えられます。
1.エアコン本体のほこり・カビ
エアコンを一年以上前から使っている場合は、エアコンのフィルターや内部にほこりやカビがたまっていて、エアコンをつけることでそれらが噴き出してくることが考えられます。
2.室内のほこり・カビ・ハウスダスト
エアコンは部屋の空気を循環させてますので、床や家具の上のほこりやハウスダストが舞い上がってしまいます。
3.寒暖差アレルギー
気温差や刺激物が原因となって起こるアレルギーに似た症状で「血管運動性鼻炎」と呼ばれます。
鼻水・鼻づまり・くしゃみが主な症状ですが、検査をしてもアレルゲンが特定されないのが特徴です。
エアコンをつけた時だけ鼻水がひどい症状は、エアコンをとめれば治ってしまうのもよくある特徴です。
ハウスダストやカビなどのアレルギーが原因であることが多いのですが、「過敏性肺炎」など他の病気が隠れていることもあります。
アレルギーを持っている人も持っていない人も、エアコンで鼻水がひどくなる時には一度病院で検査を受けてみるようにしましょう。
エアコンで鼻水 新品なのにどうして?
掃除もしっかりしているし、エアコンも新品なのに鼻水が止まらない場合もありますね。
こちらも考えられる原因は主に三つです。
1.室内のハウスダウト・カビなどがエアコンで舞い上げられている。
掃除をきちんとしていても、ハウスダストやカビを完全に取り除くことはむずかしいものです。
2.寒暖差アレルギー
温度差や室内のアレルゲンが原因となっている可能性があります。
3.エアコンの塗料などの化学成分に反応している。
新品の電化製品の何かの成分が原因になっている可能性があります。
新品のエアコンであれば、エアコン本体の汚れということは考えにくいので、別のところに原因があると言えます。
エアコンで鼻水が止まらなくなる原因は、エアコン本体の汚れだけではないんですね。
エアコンで鼻水が出る時の対策は?
エアコンで鼻水が出る時の対策は、まずは体質やアレルゲンを特定することがポイントです。
その上で、原因となるものに対策をとっていくようにしましょう。
1.エアコン本体が原因の場合
フィルターはこまめに掃除するようにします。
内部のフィンやシロッコファンにもカビや汚れがついています。
フィンはフィルターを外すとみえるアルミの網状の部分ですので、市販の洗浄剤を使うことができます。
特に汚れがひどいのがシロッコファンですが、こちらの掃除はなかなか大変です。
自分で養生してコツコツやることもできなくはなさそうですが、業者に頼んでしまった方が確実だと思います。
専門のエアコンクリーニングは2~4年に一回を目安に頼んだ方がいいようです。
汚れがたまってきているようであれば、健康のためにも一度クリーニングを依頼してみることをおすすめします。
2.室内のハウスダスト・カビが原因の場合
室内の掃除はもちろんですが、換気をすることがポイントです。
エアコンのつけ始めに窓を開けて換気するようにすると、室内のアレルゲン等を減らすことができます。
新品のエアコンの場合は、換気をしながら風量最大でスイングモードにすることで、においなどもとばすことができます。
3.寒暖差アレルギーの場合
寒暖差アレルギーの原因ははっきりとはわかっていませんが、気候の変化や刺激物への反応以外にも、自律神経の乱れが一つの原因ではないかと言われています。
自律神経を整えることで、症状を緩和する効果が期待できます。
規則正しい生活、バランスのとれた食事、軽い運動などで体調を整えるようにしましょう。
寒暖差アレルギーの治療は、内服薬や点鼻薬、ひどい場合にはレーザー治療や粘膜切除などの手術が行われることもあります。
寒暖差アレルギーは耳鼻咽喉科で検査や治療を受けることができます。
アレルゲンがわからない時には、耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。
終わりに
エアコンをつけると鼻水が止まらない時の原因と対策についてご紹介してきました。
暑いのもつらいけど、鼻水がひどいのもつらいものです。
病院で検査を受けて適切な対策をとることで、暑い夏をエアコンで少しでも快適に過ごせるといいですね。
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