初盆にお供えやお香典をいただいたら、お礼状を出すことになりますね。
でも初めてのことでどのようにお礼状を書いたらいいのかわからない、ということも多いものです。
今回は初盆のお礼状の書き方のマナーや例文、封筒やはがきでどのように出すべきかについて、詳しくご紹介したいと思います。
初盆のお礼状の書き方の決まりは?
初盆でお供えや香典をいただいたり、参列していただいた場合、お礼状は手書きでも印刷でもOKです。
本来は手書きの方が丁寧ですが、最近では枚数が多い場合は印刷することが主流になりつつあります。
印刷でも手書きでも、文字は薄墨で縦書きにします。
文面には「、。」などの句読点は使わず、行頭をそろえるようにしましょう。
故人の名前を入れいることも忘れずに、差出人には喪主の名前をフルネームで入れることが慣習となっています。
お礼状を送る時期は、手渡しできるなら直接、郵送する場合はお盆から2週間以内にできるだけ早く送るようにしましょう。
初盆のお礼状の例文は?
それでは初盆のお礼状の例文をご紹介します。
拝啓
時下ますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます
この度の 故○○の初盆に際しましては 過分なるご厚志を賜り誠に有難うございました
謹んで仏前に供えさせていただきました
故人もさぞかし感謝していることと思います
本来なら拝眉の上御礼申し上げるべきところ 略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
時節柄くれぐれもご自愛下さい
敬具
平成○○年○○月○○日
郵便番号 住所
喪主 ○○ ○○
親族一同
・お返しの品物に同封して送る
拝啓
時下ますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます
この度の 故○○の初盆に際しましては 過分なるご厚志を賜り誠に有難うございました
謹んで仏前に供えさせていただきました
故人もさぞかし感謝していることと思います
つきましては初盆供養のしるしとして心ばかりの品をお送りいたします
ご受納賜りたく何卒お願い申し上げます
本来なら拝眉の上御礼申し上げるべきところ 略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
時節柄くれぐれもご自愛下さい
敬具
平成○○年○○月○○日
郵便番号 住所
喪主 ○○ ○○
親族一同
他にもいろいろなパターンが考えられますが、だいたい同じ内容で大丈夫です。
上記の例文を参考に、状況にあわせてアレンジしてみてくださいね。
初盆のお礼状を封筒で出す場合
初盆のお礼状に使う封筒と便箋は、白無地のものを使うようにします。
100均に売られているような普通の封筒と便箋でOKです。
薄墨の筆ペンで書くのが正統ですが、書きなれていなければボールペンでも大丈夫です。
薄墨タイプのボールペンを使うのも書きやすいのでおすすめです。
初盆のお礼状ははがきでもいいの?
初盆のお礼状ははがきでもOKです。
残暑見舞いの季節と重なりますが、よほど親しい友人同士以外はお礼状はお礼状として出した方が丁寧です。
はがきの場合も縦書きの薄墨で、拝啓~敬具の同じ文面で書くようにしましょう。
終わりに
初盆のお礼状の書き方についてご紹介してきました。
これが絶対のルールというものではないので、最低限のマナーをわきまえていれば型にとらわれ過ぎることはありません。
ご自分の言葉で心のこもった感謝の気持ちを伝えることができるといいですね。
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