顔も見たくない相手から届く年賀状って、新年早々憂鬱になりますよね。
こちらからは返事を出していないのに、なぜか毎年送られてきて・・・なんてことでお困りではありませんか。
今回は、年賀状を受け取り拒否にする方法についてご紹介したいと思います。
年賀状の受け取り拒否の方法は?
年賀状をはじめ、はがき、封書、書留などの郵便物は「受け取り拒否」として、そのまま郵便で送り返すことができます。
具体的な手順は以下の通りです。
1、メモか付箋などに
- 「受け取り拒絶」の文字
- 本人の印またはサイン
2、郵便窓口に持っていくかポストに投函する
受け取り拒否の手順については、郵便局のサイトでも確認することができますので、併せてご覧ください。
日本郵便 郵便トラブルのQ&A
>>「架空請求、いたずら等、迷惑な郵便物を届けてほしくないのですが、どうすればよいのでしょうか?」
詳しい方法について少し補足していきましょう。
郵便局では「受け取り拒絶」と記載するように説明していますが、一般的には「受け取り拒否」が使われることも多く、どちらでも問題ありません。
「拒絶」よりも「拒否」の方が、やや柔らかい表現になるのではないでしょうか。
メモや付箋の大きさ、文字の書き方にルールは特にありません。
はがきや封筒に貼れる大きさに切った紙であれば、ノートの切れ端などでもOKです。
文字は、目立つように朱書きで書くことも多いようです。
印鑑についてはシャチハタ可、本人の印鑑または署名のどちらかが必要となっています。
また、紙を貼らずに、郵便物に直接朱書きで「受け取り拒否」と書くこともありますが、これでも問題はありません。
要するに、本人の受け取り拒否の意思表示を文字で残すことができればOK、ということです。
逆に言えば、口頭で受け取り拒否をすることはできませんので、郵便配達員さんにそのまま持って帰ってもらう、窓口で申し出るだけなどでは対応してもらえません。
あと一つ注意したいのは、開封済みの郵便は配達完了とみなされ、受け取り拒否できないということです。
年賀状はハガキですから、すぐに手続きしてしまえば大丈夫ですが、封書で届いた郵便物を受け取り拒否にしたい場合は、開封しないで送り返すようにします。
受け取り拒否が受け付けられる期間は特に決まっていませんが、なるべく早いうちに対応することをおすすめします。
郵便の受け取り拒否は相手にわかるの?
郵便を受け取り拒否にした場合、相手には受け取り拒否の紙が貼られた状態で返送されます。
こちらが受け取り拒否をした、という意思が相手にバッチリ伝わるということです。
相手に意思表示をしたいなら問題ありませんが、できるだけカドを立てずに返送したいとか、相手を刺激することなく受け取り拒否にしたいこともあるでしょう。
そんな場合、相手には受け取り拒否と知らせずに、「転居しました」とか、「あて先不明」など別の理由をつけて返送してもらうことは、残念ながらできません。
あて先不明にしてしまうと、別の郵便物も全て届かなくなってしまうからです。
また、郵便局には配達する責任がありますので、個人的な事情から虚偽の理由をつけて返送する、というのはむずかしいようです。
相手に受け取り拒否の意思を知らせずに郵便物を処理したいなら、返送することはあきらめて、シュレッダーにかけて自宅で破棄してしまうしかなさそうです。
迷惑な年賀状を届かないようにすることはできる?
特定の相手からの年賀状を、配達前に郵便局で配達拒否にしてもらうことはできません。
一度受け取り拒否にした相手でも、郵便局に記録は残りませんので、面倒でもその都度ごとに、受け取り拒否の手続きをしなければなりません。
この人からの郵便は配達しないでくださいと、事前に郵便局に申し出ておくことはできないんですね。
手間をかけずにすぐにでも受け取り拒否の手続きをしたい場合は、あらかじめこのようなスタンプを用意しておくのも一つの手かもしれません。
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結局のところ、こちらからは年賀状を出さずに受け取り拒否にしても年賀状を送ってくるような相手なら、反応せずに無視しておくのが一番だと言えるのではないでしょうか。
終わりに
年賀状を受け取り拒否にする方法についてご紹介してきました。
簡単にまとめると・・・
- メモ等に受け取り拒否、印または署名を記載し年賀状に添付
- ポストに投函または郵便窓口に持って行って返送する
- 受け取り拒否の意思は相手に伝わる
- 別の理由等で返送することはできないため破棄するのも一つの方法
- 特定の相手からの郵便を拒否するには毎回受け取り拒否にするしかない
ということでした。
新年早々、うれしくない相手からの年賀状で悩むのはイヤなものです。
サクッと処理して、気分新たに今年もよい年にしていきましょう。
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