ページ内に広告を含む場合があります。

元号と年号の違いを徹底解説!西暦や時代との違いもご紹介!

意味・由来

2019年5月1日には、新天皇の即位により新しい元号がスタートします。

今日4月1日に新しい元号「令和」が発表され、大きな話題となっていますね。

元号は年号と呼ばれることもありますが、何か違いはあるのでしょうか。

今回は、元号と年号の違いについて徹底調査してみました。

元号と年号の違いは?

元号と年号は同じものです。

明治、大正、昭和、平成など、年につける呼び名のことです。

 

平成31年の「平成」の部分が元号または年号だということですね。

 

どちらが正式な呼び名ということはありませんが、法律上では「元号」が使われています。

 

法律第四十三号(昭五四・六・一二)

◎元号法

1 元号は、政令で定める。

2 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。

附 則

1 この法律は、公布の日から施行する。

2 昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。

 

「天皇が変わると元号も変わる」ことが広く認識されていますが、一世一元制になったのは明治以降のこと。

現在では、「元号法」によって、皇位継承によってのみ改元されることが法律で定められています。

 

 

ところで、日本で最初の公式な元号は、625年の「大化」とされています。

 

しかし、昔は天皇の在位中に元号が変わることはめずらしいことではありませんでした。

天皇の即位、吉兆や災変があった時、また干支の辛酉・甲子の年などに改元されていた、という記録もあるようです。

 

今よりもずっと元号がコロコロ変わっていた時代もあったのですね。
(゚ロ゚)(゚ロ゚)
元号の起源は、古代中国で王の即位を元年として、治世の幸運を祈願して時代に名前をつけたのが始まりとされています。

 

後には即位以外のタイミングでも改元するようになりましたが、元号とは「よい時代になりますように」という願いをこめて新しい時代を区切る、おまじないのようなものだと考えられます。

 

 

ただし、歴史学や専門分野においては、学術的に元号と年号を厳密に使い分けることもあります。

 

  • 元号・・・元年を起点として期間全体を指す場合に使う

「もうすぐ平成が終わる」などという時には、平成全体を指すので「元号」

 

  • 年号・・・ある特定の年を指す場合に使う

「平成31年」は2019年のことなので、「年号」

 

明治以降には「一世一元制」になったため、天皇在位と元号が一致していることから、

明治以前・・・年号

明治以降・・・元号

とする考え方もあります。

 

また人によっては、平成31年の「平成」が元号、「31年」が年号と認識していることもあるようです。

 

とはいえ、元号と年号の違いについての明確な基準は不明です。

基本的には、元号も年号も同じものですが、便宜上使い分けるケースもあるのだと覚えておきましょう。

元号と西暦の違いは?

元号(年号)は日本独自の年の数え方、西暦はキリスト教の年の数え方です。

平成31年は2019年。

日本ではどちらも同じように使われています。

西暦は、世界中で広く使われていますね。

 

年の数え方は国や文化によって数多くあり、どこを起点にしてどう数えるかによっていろいろなパターンがあります。

 

このように、ある特定の時点をスタートに決めて年を数える方法を「紀年法」と言います。

 

西暦は、キリスト誕生を起点とする数え方です。

キリスト誕生をゼロとすると、誕生前を紀元前(B.C.)、誕生後を紀元後(A.D.)とし、今年は紀元後2019年となっています。

 

一方、元号(年号)は、日本の皇位継承を起点とする数え方で和暦とも言います。

現在は、天皇の即位が○○(元号)元年ですよね。

 

他にも、イスラム歴やマヤ歴など、それぞれの基準をもとにした年の数え方があります。

 

現在の日本においては、西暦と和暦のどちらを使うべきかの公式なルールはなく、法律でも規定はありません。

 

しかし、実際には国内の公文書は元号を使うことが多くなっています。

 

改元にあたり、各機関や企業ではシステムの変更が急務になっているところではないでしょうか。

だんだん西暦に統一していく動きも増えてきているようですが、今後も元号での表記は続いていくことが考えられます。

 

元号が変わることで、過去の年をさかのぼる時にちょっと混乱しそうですけどね・・・。

 

参考>>2019年の年賀状の元号は平成31年?西暦か和暦どっちにする?

元号と時代の違いは?

奈良時代、鎌倉時代、江戸時代などのような「時代」は、後世になってから歴史を便宜上区切った期間のことです。

 

その都度定められていた元号とは必ずしも一致しません。

 

例えば、江戸時代だけでも元号は40回近く変わっています。

 

明治以降は、学校では「近代」「戦後」「現代」のような時代区分で習った気がします。

 

昭和時代とか平成時代ではなく、今後何らかのくくりで「○○時代」と呼ばれるのかもしれませんね。

 

まとめ

元号と年号の違いとあわせて、西暦や時代についてもご紹介してきました。

 

  • 元号と年号は同じもの
  • 元号と年号を使い分けることもあるが明確な基準は不明
  • 元号と西暦は紀年法の違いで、どちらも同じように使われる
  • 元号と時代は一致しない

 

西暦に統一すればわかりやすいケースも多々ありますが、日本ならではの元号もなじみ深いものですよね。

今後もしっかり使い分けていきましょう。
(*^ω^*)

コメント

タイトルとURLをコピーしました