学校や職場に書類を提出する際、続柄ってちょっとわかりにくいことがありますよね。
子供が一人っ子の場合、兄弟がいないのに「長男」「長女」と書いてもいいのでしょうか。
それとも、何か特別な呼び方がある!?
今回は、一人っ子の続柄はどう書くのかということについてご紹介したいと思います。
一人っ子の場合、続柄はどう書く?
子供が一人っ子の場合、続柄は「子」または「長男」「長女」と記載します。
住民票などの公的書類においては、子供は全て「子」とだけ表記すればOKとされています。
世帯主との関係が確認できれば問題ないため、世帯内での順番などは記載する必要がないのです。
一方、一人っ子は戸籍では「長男」「長女」になります。
最初に生まれた男の子が「長男」、女の子なら「長女」で、この続柄は子供の人数ではなく、生まれた順番を表しているのです。
一人息子は長男、一人娘は長女ということになります。
書類上だけでなく、正式に家族を紹介するような場では、一人っ子でも「長男」「長女」を使います。
一人息子、一人娘、一人っ子などの言い方は、カジュアルな話し言葉だと言えますね。
ちなみに「一人っ子」は続柄とは関係ありませんので、子供が一人だけであることを記載する必要はありません。
例えば一子、一男、一女のような、一人っ子であることを表す続柄表記はありませんので、「子」または「長男」「長女」を使うようにしましょう。
続柄は「子」か「長男・長女」かどっちにする?
子供の続柄を書く場合、戸籍に関わる書類以外は、「子」と表記するのが正式とされています。
しかし、以前からの習慣でどんな書類にも「長男」「長女」と書くことも多いのが現状です。
「子」でも「長男」「長女」でも続柄としてはどちらも正解ですが、住民票などの公的書類に記載されるのは「子」で統一されていると覚えておきましょう。
子の続柄記載のルールは、平成6年に改正されたものです。
それまでは、公的書類の続柄には「長男」「二男」のような詳しい関係性を記載する必要がありました。
しかし、社会の変化に伴い、嫡出、非嫡出など個人のプライバシーに関わる問題から、公的書類における世帯主と子供の続柄はすべて「子」で統一されることになったのです。
参考>>住民票における世帯主との続柄の記載方法の変更(PDF)
ただし、戸籍は相続に関係することなどから、世帯主との詳細な続柄が必要であるため、「子」ではなく「長男」「二女」などのように記載れています。
長男、長女などの続柄は、現在は主に戸籍上で使われる続柄であるということですね。
習慣として、戸籍以外でも長男、長女などの続柄を使うことが今も一般的ですが、そのうち「子」と記載することがもっと広まっていくかもしれません。
参考>>次女と二女はどっちが正しい?婚姻届けや結婚式の招待状はどちらを使う?
改めて確認してみると、学校や職場に提出する書類でも、記入例の続柄が「子」になっていることがほとんどです。
私の手元にある子供の入学書類にも、続柄は「子」と書いてありました。
「子」だったら、一人っ子でも何人兄弟でも続柄は迷わず「子」ですから、何だか便利になったとも考えられるのではないでしょうか。
(*^ω^*)
終わりに
一人っ子の続柄はどう書くのか、ということについてご紹介してきました。
まとめ
- 一人っ子の続柄は「子」または「長男」「長女」
- 子供の続柄は「子」が正式とされる
- 「長男」「長女」は戸籍上の続柄となったが、今も広く使われている
ちょっとややこしい続柄ですが、書類記入の参考にしていただければ幸いです♪
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