子供が1歳を過ぎていろいろなものを食べられるようになると、いつから与えていいか悩む食べ物がどんどん増えていくもの。
「飴」もそんな悩ましい食品の一つですよね。
まだ早いと思うっていたのに、義父母が孫かわいさに勝手に食べさせちゃった!なんてことも・・・。
今回は、子供に飴は何歳からあげてもいいのか、ということについて3児の母である私の体験を交えながらご紹介したいと思います。
子供に飴は何歳からあげてもいいの?
子供に飴を何歳からあげるかは、家庭によってかなりの差があります。
子供の発達には個人差が大きく、家庭の方針もそれぞれなので、何歳になれば大丈夫という基準はないと言えます。
早ければ1歳ごろにはあげている人もいるし、小学校低学年でもほとんどあげたことがないという人もいるのが現状なのです。
飴をあげるタイミングは、子供が食べられるようになって保護者が納得したら、ということになります。
ただ、これでは何の参考にもならないと思いますので(;’∀’)、だいたいの目安をご紹介しますね。
私の経験と、周りのお友達がどうだったかを思い出してみると、子供が飴を食べるようになった年齢はこんな感じです。
1人目・・・3歳ごろ
2人目・・・2歳ごろ
3人目以降・・・1歳ごろ
もちろん、1人目でも1歳半ごろから飴を食べていた子もいますし、4人いるけど飴なんてあげたことないわ!と家庭もありますので、これは一つの目安とお考え下さい。
ただこの数字からわかるのは、1人目は保護者がコントロールして子育てできるけれど、下の子になるとそうもいかない状況があるのが現実、ということです。
確かに飴は、あげずに済むならばずっとあげなくていい嗜好品です。
何歳になっても、飴をあげざるを得ない状況にならない限り「そろそろ飴でも・・・」なんて考える必要はないんです。
でも、実際の生活の中では、子供が飴に目覚めてしまうきっかけがいくつもあります。
- 周りのお友達が食べ始めて興味を持つ
- 祖父母や周りの大人が与えてしまう
- 飴を使ってでも静かにさせなければならない状況がある
子供が2歳、3歳になる頃には、公園や児童館、保育園などでお友達ができて一緒に遊んだり、おやつを食べたりする機会も増えてきます。
そうすると、もう飴を食べている子がいたりして、子供が飴に興味を持つようになってくるんですね。
下の子であれば、上の子が食べているのを見て飴を欲しがることもあります。
周りがだんだん飴を食べ始めると、何となくうちもあげてみようかな、という感じで飴を食べるようになる子が多かった気がします。
あるいは、おじいちゃんおばあちゃんが孫に飴をあげたがったり、こっそり食べさせたりしちゃう、といった悩みもよくあります。
たまのことだしまあいいか、と思えるならいいのですが、まだ飴は早いと考えるうちはパパやママが注意して気をつけたほうがいいでしょう。
祖父母世代は、今よりも早いうちから何でも食べさせていた人が多いようですが、「この前飴をあげたら喉につまらせちゃって~」などとうまくかわしていってください。
そして、最も早くから飴をあげなければならない状況に追い込まれるのが、2人目以降のワンオペ育児の場合です。
1人目の時と違い、2人目以降は赤ちゃんの時から上の子の遊びや幼稚園、学校の行事、習い事など、こちらの都合で連れ回さなければなりません。
そんな時、静かに子供の時間を稼いでくれる魔法が「飴」だったりするわけです。
たとえ1人目でも、長時間の移動や何かのご褒美として、飴を上手に使っているママもたくさんいます。
飴は、ワンオペ育児の必須アイテム、心強い味方でもあるんですね。
子供が飴を食べるチャンスが来て、そろそろ甘いもののお楽しみを知ってもいいかなと思えたら、親子でゆっくりチャレンジしてみてください。
飴玉はいつからあげる?
飴にも飴玉や棒付き飴などの種類がありますが、誤飲の危険性が高いのが「飴玉」です。
棒付きキャンディーは2歳前からあげていたけど飴玉は4歳過ぎてから、という人もいます。
飴をあげるにしても、まずは棒付きキャンディーにして、飴玉は様子をみながらにしてもいいでしょう。
飴玉にもいろいろな種類がありますが、喉につまりやすい形状のものは特に注意しなければなりません。
大きい飴玉、まん丸い飴玉、ソフトタイプのキャンディーなどは、小さい子が喉に詰まらせたら大変です。
飴玉を小さく砕いてから与える、目の前でよく観察しながら食べさせるなど、万一飲み込んでもすぐに対処できるようにしておくことをおすすめします。
また、飴は虫歯になりやすいお菓子でもあります。
誤飲よりは緊急性が低いものの、虫歯になるリスクについては、よく歯磨きをする、お茶や水を飲ませる、ダラダラ食べない、などで長期的に対応していきましょう。
飴を食べさせるのはしっかりと歯磨きができるようになってからにする、ということでもいいですね。
飴玉と言えば、うちの1人目の子は、3歳ごろにお友達から飴玉をもらった時に初めて飴を食べさせてみました。
ところが、私が見ている前で飴玉を口に入れた直後、喉にひゅっと入ってしまい・・・。
私が背中をたたいてすぐに吐き出したのでセーフでしたが、泣きながら「飴はもういらない」と言ったのを覚えています。
飴玉を口にいれたまま舐める、というのは子供には案外むずかしいことのようです。
やはり、まずは棒付きキャンディーで「飴をなめる」練習をした方がいいのかもしれませんね。
棒付きキャンディーはいつからあげる?
棒付きキャンディーは、突然飲み込んでしまう可能性は低いため、飴玉よりは子供の飴デビューに向いています。
お姉ちゃんは飴玉だけど弟くんは棒付きキャンディー、なんてこともよくありました。
1歳後半で飴を食べている子は、ほとんどが棒付きキャンディーでした。
ただし、棒についたままの飴を口にくわえて走り回ったり、遊んだりするのは絶対にやめておきましょう。
誤飲の心配はなくても、転んだ時に棒が喉にささり、大変危険です。
棒付きキャンディーに限りませんが、飲んだり食べたりするときにはきちんと座って食べるように日頃から言い聞かせていくことをおすすめします。
終わりに
子供に飴を何歳から食べさせるか、ということについてご紹介してきました。
飴に限らずですが、子育ての方針は家庭によって本当に違います。
周りを見回すと、え~っと思うようなことや、自分が間違っているような気がすることも多いものですが、ご自分の決断に自信を持って子育て楽しんでいきましょうね。
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