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全身麻酔が途中で切れる!麻酔が効きにくい私の術中覚醒体験!

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手術中の全身麻酔が途中で切れる・・・

想像するだけでも恐ろしい事態ですが、なんと私が実際に体験してしまいました。

今回は、手術中に意識が戻った私の恐怖体験をご紹介したいと思います。

全身麻酔が途中で切れる?!

全身麻酔による手術中に意識が戻ってしまうことを「術中覚醒(アネセシア・アウェアネス)」といいます。

 

術中覚醒は、0.2~0.4%の確率で起こるとされています。

日本では年間約500万人が全身麻酔を受けているため、確率的には1万人に一人が術中覚醒を体験していることになります。

 

私は数年前に子宮筋腫による子宮全摘手術で全身麻酔を受け、途中で意識が戻ってしまった一人です。

意識があったのはおそらくほんの短い時間だったと思いますが、確実に意識があり、とても怖かったのを覚えています。

脊髄の近くから麻酔を入れる「硬膜外麻酔」も同時に受けていたため、痛みをそれほど感じなかったのが不幸中の幸いでした。

 

全身麻酔が途中で切れることが「術中覚醒」と呼ばれていて、一定の確率で起こっていることは手術のずいぶん後になって初めて知りました。

手術を受ける前に知っていたら、それはそれで不安な要素が1つ増えていたのかもしれませんね。

全身麻酔が効きにくい体質?

もしかしたら私は全身麻酔が効きにくい体質なのかもしれません。

全身麻酔をかけ始めても、目が回るばかりで意識がなかなかなくならず、とても気持ちが悪くつらかったのです。

全身麻酔を受けたことのある夫には「麻酔が始まって腕がピリピリするな~と思ったら、次の瞬間には手術が終わって名前を呼ばれていた」などと聞いていたのですが、私の場合は、一瞬で意識がなくなるようなことはありませんでした。

目の前がグルグル回って意識が遠のいていくまでに、何度も名前を呼ばれて返事をし続けたことも覚えています。

 

あまりにも辛くて、死ぬ時ってこんな感じなのかな~などと考えていたのですが…
次に気づいたのは電動メスでお腹を切られている瞬間だったのですΣ(T▽T;)

私の術中覚醒体験

全身麻酔がかかっているはずの私は、電動メスのキィーンという音とお腹に走った衝撃で意識が戻ってしまいました。

ボンヤリした頭で、あれっお腹が痛いのは何でだろうと考えているうちに、電動メスがお腹にあたる感覚と続いて患部をグイッと開かれる感覚を感じました。

 

そうだ、今手術を受けているんだった!!

どうしよう、目が覚めてるって言わなきゃ・・・言わなきゃ・・・

すごく焦っているのですが、体も動かせないし声も出せません。

どうしよう~誰か~助けて~~と心で叫んでいるうちに、幸いまた意識がなくなったようです。

 

硬膜外麻酔のおかげか激痛を感じることはありませんでしたが、痛みや処置をする感覚は確かに感じていました。

術中覚醒はほとんどの場合5分以内と言われていますので、私のように短時間意識が戻ってしまうのは、術中覚醒の典型的なパターンだったのでしょう。

 

それにしても、手術の一番コワイところで意識が戻るとは・・(-_-;)

思い出すだけでも恐ろしい体験でした。

 

術中覚醒を起こす原因や対策ははっきりとはわかっていないようです。

女性の方が起こしやすいとか、お酒をたくさん飲む人や肥満の人は麻酔がかかりにくく、術中覚醒を起こす確率も高くなるのではないかと言われています。

 

患者さんの体質や状態だけでなく、麻酔医の技術的な問題によっても術中覚醒は起こるのではないかとの見方もあるようです。

今後の研究で術中覚醒について、もっといろいろなことが明らかになって予防や対策ができるようになるといいですね。

終わりに

全身麻酔が途中で切れるという「術中覚醒」について、私の体験をもとにご紹介してきました。

もし今後また全身麻酔を受けることがあれば、術中覚醒をしたこと、麻酔が効きにくいかもしれないことを絶対に伝えておきたいと思っています。

滅多にないことではありますが、これから手術を受ける皆さんが術中覚醒を体験することのないよう、強くお祈りしております・・・(^▽^;)

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