疲れた時や夏バテ気味の時、スタミナがつくものを食べたくなりませんか。
スタミナがつく食べ物にもいろいろありますが、中でもうなぎはスタミナ食としてよく知られています。
でもうなぎって本当にスタミナがつくの?
うなぎは夏バテに効果あるの?
今回はうなぎとスタミナについてくわしくご紹介したいと思います。
うなぎはスタミナがつくって本当なの?
うなぎを食べるとスタミナがつくというのは本当です。
うなぎは高たんぱくで消化吸収がよく、豊富な栄養素を含む食品だからです。
・ビタミンA・B群・C・D・Eなど
・亜鉛
・カルシウム
・脂質(DHA・EPA)
・カリウム
・マグネシウム
・リン
・鉄 など・・・
うなぎにはこれだけたくさんの栄養が含まれている上に、栄養素のバランスがよく、それぞれの栄養素が互いに働きやすい状態で含まれているのです。
この栄養素の中で特に注目したいのがビタミンAとビタミンB1・B2です。
うなぎにはビタミンAが多く含まれていて、免疫力を高めて感染症を予防する作用があります。
ビタミンAには目の健康のためにも必要なビタミンです。
またうなぎはビタミンB1B2の含有量も多いのですが、ビタミンB1B2は糖と脂質をエネルギーに変える時に必要なビタミンです。
ビタミンB1B2が不足するとエネルギーが不足し、疲労や体力低下、イライラの原因となります。
これらのビタミンが多く含まれていること、またこのビタミンと一緒に体内で効率的に働いてくれる栄養素がバランスよく含まれていること。
これが「うなぎはスタミナがつく」と言われている理由です。
一方、漢方の世界でもうなぎは滋養強壮に効く食材として知られています。
東洋医学ではうなぎは、内臓の強化・消化不良・体の湿を取り除き、気を補う作用があるとされています。
うなぎを食べるとスタミナがつくというのは本当のことなんですね。
うなぎは夏バテに効果はあるの?
うなぎはスタミナ食ですので、夏バテの予防や改善にも効果があります。
前章でご紹介したとおり、うなぎを食べることで滋養強壮や疲労回復、免疫力アップなどが期待できます。
夏バテで体力が落ちている時にも、うなぎが必要な栄養をしっかり補給してくれるんですね。
土用の丑の日で知られているように、うなぎは夏に食べるイメージがありますが、本来うなぎの旬は秋~冬です。
どうして一番栄養も味も落ちる夏にうなぎを食べるようになったかは諸説あるようで・・・
有名なのは、江戸時代に平賀源内がシーズンオフのうなぎ屋さんのキャッチコピーとして、夏の土用の丑にうなぎを食べることを広めた、という説です。
これが事実だとしても、夏にうなぎを食べるのは理にかなったことです。
うなぎが精のつく食べ物であることは、万葉集にもうたわれているほど昔から知られているんだとか。
また、もともと季節の変わり目である土用の丑の日にはスタミナのつく食べ物を食べようという習慣もあったようです。
こういう背景で、夏の土用の丑の日にはうなぎという習慣がすんなり広まったのではないでしょうか。
江戸時代と違って現代では栄養不足で夏バテになることはあまりないですよね。
うなぎの栄養をとったからといって、夏バテに効果を感じるかどうかは人によるかもしれません。
でも、うなぎを食べてスタミナつけて夏をのりきるぞ!という気持ちが、夏バテに効果を発揮しているとも言えます。
「夏バテにはうなぎでしょ~」と一般的に広く信じられているので、効果があると思って食べるだけでも元気になれるというのはありそうですよね。
うなぎだけでももちろんOKですが、山椒も夏バテに効果がある食品です。
山椒には、抗菌作用・食欲増進・消化促進・冷えをとるなどの効果があるのです。
夏バテで食欲がない時や、エアコンや冷たい飲み物で冷えてしまった体にもぴったりです。
消化力が弱っている時には、うなぎに山椒をたっぷりかけて召し上がってみてください。
ピリッとさわやかな味で食も進みそうですね。
終わりに
うなぎを食べるとスタミナがつくというのは誰でも聞いたことがあると思います。
小さい子供で、うなぎを食べさせると夜なかなか眠らないなんてことも聞いたことがあります。
気のせいなのか本当に強壮作用が強いのかはわかりませんが、うなぎが体にいいのは間違いなさそうですよね。
たまには美味しいうなぎを食べて、元気をチャージしませんか。
(^▽^)/(^▽^)/
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