熱帯夜が続く夏。
暑くて目が覚めてしまったり、あせもができてしまったり、子供にとっても寝苦しい夜はつらいものです。
エアコンはやっぱり子供の体に悪いからつけない方がいいの?
つけるとしたら設定温度はどのくらいにしたらいい?
夜寝るときのエアコンの使い方のコツは?
今回は、子供が夜寝ている時のエアコンの使い方についてご紹介したいと思います。
子供に夏の夜エアコンを使っていい?
子供が寝る時、あまりにも暑くて寝苦しい夜にはエアコンを使ってOKです。
住宅や環境によって一概には言えませんが、夜になっても暑くて眠れない場合は、エアコンを使わない方がむしろ体に悪いくらいでしょう。
子供にとって一番大事なのは、夜ぐっすり眠れることです。
大人だって睡眠不足では疲れてイライラしてしまいますよね。
エアコンで快適な温度を保って十分な睡眠をとれるようにしてあげましょう。
また暑い中でエアコンをつけずに我慢をしていると、「夜間熱中症」になる危険さえあります。
熱中症で死亡した人の9割は室内で発症しており、しかも4割は夜の間に熱中症を発症・死亡しているというデータもあるのです。
赤ちゃんや小さい子供は体温調節もまだ未熟ですから、特に注意するようにしてください。
エアコンをつけるのに抵抗があるのは、子供が汗をかく機会がないと体温調節機能が発達しないのではないか、暑さに弱くなってしまうのではないかなど心配になってしまうからではないでしょうか。
確かに汗腺は3歳までにたくさん汗をかくことで発達するといいますし、夏の暑い環境に慣れることも大切でしょう。
でもだからといって、一日中エアコンの効いた室内で過ごすわけでなければ、夜くらい快適な室温でゆっくり休んでも子供の成長に悪影響はありません。
昼間は水浴びなどでたくさん遊んで汗をかく機会を作り、休む時にはエアコンをうまく使ってしっかり眠れるようにしてあげましょう。
子供には夜のエアコンの温度はどれくらいがいい?
夏の夜に快適に寝られるエアコンの温度は、26~28℃、湿度50%以下と言われています。
子供が寝る時にはこの温度を目安に、ご自宅の暑さの状況に合わせてエアコンを調節してみてください。
入眠時は体温が上がっているため、ちょっと涼しめにしておくことがポイントです。
27度に設定し、寝る1時間前から3時間タイマーにします。
暑くて目が覚めてしまうようなら、さらにタイマーでつけ直すことで冷えすぎを防ぐことができます。
・つけっぱなしにする時
28℃以上に設定し、除湿モードにします。
・寝るときにはエアコンをとめる時
寝る前に26℃で冷やしておきます。
寝ている間に室温がどのくらいになるのかによって、エアコンの設定温度も変えていきましょう。
24℃以下になると、体が冷えて血管が収縮し頭痛やだるさなどの体調不良の原因となります。
冷やし過ぎには注意して、ちょうど快適な温度を見つけてみてくださいね。
夏の夜のエアコンの使い方は?
子供が寝るときに負担にならないためのエアコンの使い方のコツは、冷やし過ぎないこと、風が直接あたらないようにすること、エアコンのメンテナンスをすることがポイントになります。
前章でもご紹介しましたが、冷やし過ぎは体調不良の原因となりますので、設定温度を高めにすることが大事です。
設定温度を高くすることで暑くて寝苦しい場合には、扇風機を壁にあてて風の流れを作ることで涼しさを感じることができます。
扇風機の風を壁にあてるのは、直接風が当たらずに空気の流れで体感温度を下げることができるのでおすすめの方法です。
エアコンの風が当たるのを防ぐには、寝室が隣の部屋と近い間取りであれば、隣室のエアコンをつけるといいでしょう。
でもそんな間取りじゃないし、寝室がせまくてどこで寝ても子供にエアコンの風が当たっちゃう・・という場合も多いですよね。
うちもそうだったのですが、我が家ではエアコンの風が子供に当たらないように蚊帳をつってその中で寝ていました。
狭かったので部屋中が蚊帳・・といった状態でしたが、エアコンは直接当たらず涼しさは感じられるので、よかったらぜひお試しくださいね。
またエアコンの内部やフィルターは常に掃除をしてきれいに保つようにしましょう。
エアコン内部のほこりやカビがまき散らされると、アレルギーや感染症の原因となります。
メンテナンスをまめにすることで、エアコンの効きもよくなり省エネにもつながります。
子供の健康のためにもエアコン掃除は定期的に行うことをおすすめします。
終わりに
夏に子供が寝ている時にエアコンをつけることについてご紹介してきました。
エアコンなしで快適に寝られる環境ならつけないに越したことはありませんが、特に都市部では夜になっても涼しくならないことが多いですよね。
子供の健康のために・・とエアコンを我慢するのではなく、子供の健康のためにエアコンで快適な睡眠時間を確保して、親子で暑い夏を元気にのりきれるといいですね。
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