還暦祝いは、普段の誕生日と違って特別なもの。
お祝いの席を用意したり、旅行の計画を立ててプレゼントしたりと、いろいろな形でお祝いすることが多いものです。
でも、喪中の期間に還暦祝いがあったらどうしたらいいのでしょうか。
今回は還暦祝いが喪中の場合についてご紹介したいとおもいます。
還暦祝いは喪中の場合どうする?
還暦祝いが喪中に当たってしまう場合、忌中が明ければお祝いをすることが一般的です。
喪中とひとくくりにされることも多いのですが、故人が亡くなってからの期間は忌中と喪中に別れます。
忌中・・・最長で四十九日が明けるまで
祝い事、神事、派手なことを避け、身を慎み故人の供養に専念する期間
喪中・・・忌中明け以降の期間。一年とされることも多いが、決まりはない
故人を偲びつつ、普段の生活に戻っていく期間
祝い事を控えるのは「忌中」のみですので、四十九日の法要が終わっていれば、周囲と相談の上、還暦祝いをすることができます。
もちろん、皆が心情的にそんな気分になれないということであれば、慶事は延期できます。
落ち着いた頃に改めてゆっくり還暦祝いをしてもいいですね。
喪中の旅行は控えるべき?
還暦祝いに旅行を計画していることも多いものです。
喪中の旅行については、特に気にせず出かけるという人が増えています。
昔は喪中の旅行は不謹慎とされていましたが、悲しみをまぎらわすためにも、気分転換に旅行に行くことはタブーではなくなりつつあります。
最近では古来の慣習よりも、故人がどう思うか・・ということを重視する傾向があるようです。
確かにもし自分が亡くなったせいで、子供や孫が旅行にも行けなかったら悲しくなりますよね。
喪中の行動については、故人もきっと子孫の幸せを願っているはず、と考えて判断することが一般的になってきているのです。
忌中のうちは、心身ともに忙しく落ち着かないため旅行どころではないかもしれません。
けれども、忌中が明けて皆の気持ちが揃っていれば、喪中であっても還暦祝いの旅行に出かけて問題ないでしょう。
喪中に神社で厄払いしてもいいの?
還暦は男女ともに厄年でもあります。
厄落としのために、還暦に神社へ厄払いに行く風習がある地域もありますね。
喪中に神社へ厄払いに出かける場合は
・忌中は禁止
・喪中はOK
となっています。
忌中は死によって穢れているとされるため、神社への参拝は禁止されているからです。
還暦の厄払いに神社へ行く場合は、忌中が明けてから行くようにしましょう。
終わりに
喪中の還暦祝いについてご紹介してきました。
慶事と弔事が重なることはよくあることですが、どうすべきかというスタンダードが親類でも人それぞれなため、非常にむずかしいところですよね。
どのようにしたらいいのか、身内でよく話し合って、気持ちよく還暦のお祝いができるといいですね。
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