お正月の子供の楽しみといえば、お年玉ですよね。
あちこちからいただくことの多いお年玉ですが、親からもあげていますか。
今回は、お年玉は自分の子供にもあげるのか、ということについてご紹介したいと思います。
お年玉は自分の子供にもあげる?
お年玉を親から自分の子供にあげるかどうかは、家庭の方針や経済状況により様々です。
一般的には、親からもお年玉をあげるという家庭が多いようです。
親から子供にお年玉をあげる理由は、
・自分も親からもらっていたから
・親戚が少なく親くらいしかあげる人がいないから
・子供のお正月の大きな楽しみだから
などがあげられます。
一方、親からのお年玉はなしという家庭では
・親戚からたくさんもらうから
・自分が親からもらったことがなかったから
・お年玉の使い道が不安だから
などが主な理由となっています。
自分が子供の頃に親からお年玉をもらったかどうか、というのが大きな判断ポイントになっているようですね。
お年玉を親から自分の子供にあげるかどうかは各家庭のルールで決めればよいことです。
あげるのが常識だとか、あげないからかわいそうなどということではありません。
それでも子供にお年玉について聞かれた場合は、自分のうちではどういう方針なのか、親としてお年玉についてどう考えているのかということはしっかりと伝えることが大切です。
お年玉とは、年神様のお下がりの餅を家長から家人に配ったのが始まりだと言われています。
古来日本では、お正月は年神様をお迎えする行事でした。
各家庭にお迎えした年神様は、鏡餅に宿ると考えられており、鏡餅は年神様の魂が入ったものでした。
年神様の魂であるから「年魂(としだま)」、年神様から賜るから「年賜(としだま)」、鏡餅が丸いから「年玉」など由来には諸説ありますが、これらがお年玉の原点になっているようです。
お年玉は近代になると餅から金品に変わり、現在では大人から子供に渡すお金として新年のお祝いの意味を持つようになりました。
お年玉の意味由来を子供に話してみるのも、お正月ならではの話題でおすすめです。
お年玉を自分の子供にあげる時の相場は?
お年玉を自分の子供にあげる場合の相場は、家庭の方針や経済状況によって変わってきます。
実際のところ、他からどのくらいもらうかということによって金額を決める家庭も多いようです。
親戚からたくさんもらう場合は、親からは1000円だけ、というケースもあります。
目安としては、親から子供へのお年玉の相場は以下の通りです。
低学年 ~3000円
高学年~中学生 5000円
高校生~ 10000円
お年玉の合計金額だけでなく、普段あげているお小遣いがあればその金額も考えて、親からのお年玉をいくらにするかを決めてもいいですね。
子供のお金の使い方や使い道から、あげる金額を調節することもできます。
親から子供へのお年玉は自分たちの家庭内の問題です。
相場がいくらかということよりも、自分たちがどう考えるかということを基準に金額を決めることをおすすめします。
お年玉は親が管理する?
お年玉を誰がどのように管理するかは、子供の年齢やもらったお年玉の金額、家庭の教育方針でルールを決めるようにしましょう。
子供のもらったお年玉は
・全額預かって貯金しておく
・全額子供が管理する
・一部は子供が管理し、残りは預かる(貯金)
の3通りの管理方法に分けられます。
実際には、全額または一部を親が管理している家庭が多いのではないでしょうか。
一部を子供が好きに使って、残りは親が管理しておく、というのは周りでもよく聞くパターンです。
親からのお年玉は自由に使って、親戚からのお年玉は貯金という場合もあるようです。
全額を親が預かって子供が大きくなった時に渡してあげようという家庭もありますし、子供の養育費として親が使ってしまう、という家庭も少なくありません。
一方、お年玉はお金の使い方を子供に教えるいいチャンスだとも言えます。
何事も経験が大事ですし、無駄遣いや散財も実際にやってみなければわからない部分がたくさんあります。
失敗する前に親が全て管理してしまうと、せっかく子供がお金について勉強するチャンスを無駄にしてしまう可能性もあります。
全額を自由に使わせることもできますが、子供にとって金額が高すぎると感じるなら、上限を決めてその範囲内での使い道と管理は子供にまかせてみてはいかがでしょうか。
私の場合ですが、お年玉は親が管理し、いつの間にかなくなっていたというちょっと悲しい思い出があります。
親に聞いたところ進学などに使ったようなのですが、自分でお金を使った経験があまりないせいか、今でも私はお金の使い方が下手だと思います。
何とも割り切れない想いもあったもので・・自分の子供たちには3年ほど前から、思いきって全額自由に使わせるようにしました。
一年目はすぐに使ってしまったり、すぐに不要になるようなものを買ったりしていました。
二年目、三年目になると、欲しいものがあっても必要かどうか考えて使うようになったり、使い道を考えてとっておくようになりました。
最近では、来年のお年玉は貯金したいから、自分の通帳を作りたいと言っています。
また、親にとっては無駄に思えるものでも、子供にとっては自分で買った大事なものであるかもしれません。
無駄遣いかどうかは、親が判断することではないのです。
子供自身が一回でお年玉全額を使いきってしまったり、いらないものを衝動買いしたりして、後悔することもいい経験にはなります。
お金を使う経験を積むのに、お年玉はいい機会です。
お金の大切さや上手な使い方を学ぶことができるよう、親としてしっかりサポートしてあげられるといいですね。
終わりに
お年玉は親からも自分の子供にあげるか、ということについてご紹介してきました。
子供にとってお年玉をもらえるかどうかも気になるところですが、親が隠し事をせずに話をしてくれることが一番うれしいものです。
親からお年玉をあげるかあげないか、管理はどうするかなど、子供に家庭の方針を誠実に伝えるようにしたいですね。
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